ばね指
症状
- 指がカックンとひっかかる。
- 手の指を曲げたり伸ばしたりする際に抵抗がありばね仕掛けのような動きをする。
- その動作に痛みを伴う。
ばね指とは
ばね指は、腱鞘炎の一種です。弾発現象と言われる症状が手の指に起こる病気です。弾発現象とは指を伸ばすときにバンっと跳ねる様な感じがすることです。
図1の赤いラインに示しました場所を押さえると痛みが生じることもあります。中年以降の方に起こりやすく、放置すると第2関節が完全に伸びなくなってしまいます。そうなってしまった後は元通りにすることが非常に]難しいので、その前に治療することが賢明です。
一般的には局所麻酔薬とステロイドの注射を掌にしますが、注射は非常に痛いので、注射をせずとも改善させる方法を開発いたしましたので、お伝えいたします。その方法でも、注射でも改善しない場合は、腱鞘切開手術の適応となりますので、当院にて手術をさせていただきます。腱鞘切開手術の手術方法は図1の赤いラインに沿い、1.5cmほど皮膚を切開しましょう。屈筋腱とよばれる指の関節を曲げるための腱がありますが、その周囲にまとわりついています鞘を切開して腱の圧迫を解除いたします。